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ずっと傍に……
第39章 ずっと傍に…
また砂遊びを始めた奈津と和也をみていると、俊也とお嫁さんの奈保さんがケーキを片手に戻ってきた。
ベランダにテーブルを持ち出して、お嫁さんたちの手料理が並ぶ。
どれも私が教えた料理で、このふたりは私の味を引き継いでくれている。
私がママから引き継いだママの味を…
大人はビール、子供たちはジュースを、そして私は相変わらず梅酒を片手に乾杯をする。
「「陽葵おばあちゃん。お誕生日、おめでとうございます」」
奈津と和也が声を合わせてお祝いの言葉を大声で叫んだ。
「母さん、おめでとう」
「義母さん、おめでとうございます。」
「ばーちゃん。おめでとう」
「陽葵おばあちゃん、おめでとうございます」
それぞれから祝福の言葉を貰い、グラスを傾け乾杯をした。
子供たちは我先にとハンバーグと唐揚げに手を伸ばし、大人たちは近況報告などで盛り上がり、楽しそうに食事をする姿は微笑ましいの言葉以外には思いつかない。
友也が産まれてずっとふたりだった食卓を思い出すと、やっぱり家族は多い方がいいと感じる。
この中に、友紀也もいてくれたらと…考えても仕方がない事ばかり考える。
ベランダにテーブルを持ち出して、お嫁さんたちの手料理が並ぶ。
どれも私が教えた料理で、このふたりは私の味を引き継いでくれている。
私がママから引き継いだママの味を…
大人はビール、子供たちはジュースを、そして私は相変わらず梅酒を片手に乾杯をする。
「「陽葵おばあちゃん。お誕生日、おめでとうございます」」
奈津と和也が声を合わせてお祝いの言葉を大声で叫んだ。
「母さん、おめでとう」
「義母さん、おめでとうございます。」
「ばーちゃん。おめでとう」
「陽葵おばあちゃん、おめでとうございます」
それぞれから祝福の言葉を貰い、グラスを傾け乾杯をした。
子供たちは我先にとハンバーグと唐揚げに手を伸ばし、大人たちは近況報告などで盛り上がり、楽しそうに食事をする姿は微笑ましいの言葉以外には思いつかない。
友也が産まれてずっとふたりだった食卓を思い出すと、やっぱり家族は多い方がいいと感じる。
この中に、友紀也もいてくれたらと…考えても仕方がない事ばかり考える。