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ずっと傍に……
第39章 ずっと傍に…
友也は笑って告げ、立ち上がると椅子にかけてあるひざ掛けをかけてくれた。
そして遥さんの腰に手を回して寄り添う二人を見てホッとする。
未来永劫、死ぬその時まで寄り添っていて欲しいと願う。
私と友紀也が歩むことのできなかった幸せな未来を…
「母さん…俺も幸せだったよ。母さんの息子に生まれて…幸せだった。反抗したこともあったけど…感謝を忘れたことはなかった。……母さんの息子に生まれてきてよかった…他の誰でもない母さんの子供で…」
急にそんなことを言われて泣きそうになる。
だけど、友也を産んだことは間違いではなかったと思える瞬間だった。
「急に何を言い出すのよ」
「はっ??感謝は伝えたい時って言ったの自分だろう?…もう二度と言わないからなっ」
恥ずかしくてふてくされる友也を見て、笑いそうになるのを必死に堪えて、遊んでいる奈津たちに視線を送る。
その姿を見ながら私たちは幸せを噛み締めていた。
そして遥さんの腰に手を回して寄り添う二人を見てホッとする。
未来永劫、死ぬその時まで寄り添っていて欲しいと願う。
私と友紀也が歩むことのできなかった幸せな未来を…
「母さん…俺も幸せだったよ。母さんの息子に生まれて…幸せだった。反抗したこともあったけど…感謝を忘れたことはなかった。……母さんの息子に生まれてきてよかった…他の誰でもない母さんの子供で…」
急にそんなことを言われて泣きそうになる。
だけど、友也を産んだことは間違いではなかったと思える瞬間だった。
「急に何を言い出すのよ」
「はっ??感謝は伝えたい時って言ったの自分だろう?…もう二度と言わないからなっ」
恥ずかしくてふてくされる友也を見て、笑いそうになるのを必死に堪えて、遊んでいる奈津たちに視線を送る。
その姿を見ながら私たちは幸せを噛み締めていた。