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ずっと傍に……
第42章 母の愛…
言葉を紡いでいる間に、遥が俺の手をギュっと握りしめてくれた。
そこから伝わる温もりが心地よい。

「急に何を言い出すのよ」

鼻声になった母さんをみると泣いていた。
頬を伝う涙を見ながら、今言った言葉が恥ずかしくなる。

「はっ??感謝は伝えたいときって言ったの自分だろう?…もう二度と言わないからなっ」

俺の言葉に今度は笑を堪える母さん。
いつまでたってもかなわない。
最強で最高の女性だと思う。
母さんと遥と3人で奈津たちが遊ぶ姿を眺めていた。
暗くなり始めた時、奈津が花火を抱きかかえて奈保さんにせがんでいた。
母さんも花火を見たいと言いだし、季節先取りで花火をすることになった。

「母さんもやる??」

「私は見てるわ。友也も遥さんも楽しんで来て」

「そう?だったらお言葉に甘えて」

遥の手を引いて花火をしている中に参加した。
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