この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第42章 母の愛…
打ち上げ花火は俊也に任せて俺たちは奈津たちと手持ち花火で楽しむ。
次から次へと火をつけて色とりどりの花火に奈津たちは大はしゃぎだった。
横では俊也が打ち上げ花火に火を付けて辺りを照らす。
母さんの方を向いて花火を小さく振ると、片手を上げて楽しそうに微笑んでいた。
それを見て俺もうれしくなり幼かった頃に戻ったようにはしゃいだ。
そして思い出すのは毎年母さんに連れて行ってもらった花火大会。
父さんの友達で、父さんが亡くなってからも俺や母さんの事を気にかけてくれた竹猿夫妻。
恭平同様、俺の事を息子の様に可愛がってくれたひとり。
その竹猿さんの家にいかなくなってどのくらいだろうか…
竹猿さんが身体を壊して入院してからになるから20年ぐらいか…
その間に竹猿さんも直海さんも亡くなった。
母さんより年上だから仕方がないけど、人が死ぬということは寂しいばかりだ。
次から次へと火をつけて色とりどりの花火に奈津たちは大はしゃぎだった。
横では俊也が打ち上げ花火に火を付けて辺りを照らす。
母さんの方を向いて花火を小さく振ると、片手を上げて楽しそうに微笑んでいた。
それを見て俺もうれしくなり幼かった頃に戻ったようにはしゃいだ。
そして思い出すのは毎年母さんに連れて行ってもらった花火大会。
父さんの友達で、父さんが亡くなってからも俺や母さんの事を気にかけてくれた竹猿夫妻。
恭平同様、俺の事を息子の様に可愛がってくれたひとり。
その竹猿さんの家にいかなくなってどのくらいだろうか…
竹猿さんが身体を壊して入院してからになるから20年ぐらいか…
その間に竹猿さんも直海さんも亡くなった。
母さんより年上だから仕方がないけど、人が死ぬということは寂しいばかりだ。