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ずっと傍に……
第42章 母の愛…
喜んでくれると思い振り返ったら母さんは椅子の上で眠ってた。
「こんなところで寝るなよ。風邪ひくだろう」
6月だと言っても夜はそれなりに冷えてくる。
88歳にもなれば、風邪ひとつでも命取りになる。
まだまだ母さんには長生きしてもらわないと困るんだ。
「母さん、寝るならベッドで寝なよ。ここじゃ風邪ひくよ」
熟睡しているのか全く起きない。
こんなところで熟睡なんてできるなと笑った。
「母さん?」
母さんの前に座り込み手を取って呼んだ時に異変を感じた。
「母さん??」
もう一度呼んでもピクリとも動かない。
先ほどの母さんの言葉を思い出し、嫌な予感しかなしない。
「母さん??!!!母さん!!」
大きな声で母さんを呼んでも、身体を揺り動かしても、母さんが目覚めることはなかった。
ただ、幸せそうに微笑んで眠っているような表情だった。
「こんなところで寝るなよ。風邪ひくだろう」
6月だと言っても夜はそれなりに冷えてくる。
88歳にもなれば、風邪ひとつでも命取りになる。
まだまだ母さんには長生きしてもらわないと困るんだ。
「母さん、寝るならベッドで寝なよ。ここじゃ風邪ひくよ」
熟睡しているのか全く起きない。
こんなところで熟睡なんてできるなと笑った。
「母さん?」
母さんの前に座り込み手を取って呼んだ時に異変を感じた。
「母さん??」
もう一度呼んでもピクリとも動かない。
先ほどの母さんの言葉を思い出し、嫌な予感しかなしない。
「母さん??!!!母さん!!」
大きな声で母さんを呼んでも、身体を揺り動かしても、母さんが目覚めることはなかった。
ただ、幸せそうに微笑んで眠っているような表情だった。