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ずっと傍に……
第43章 託された想い…
友紀也さんと桜木が同一人物だと分かったのも本当に偶然。
桜木の下の名前を見た瞬間驚いたのは言うまでもない。
もう教師でも生徒でもない今、ふたりがつきあっても問題もない。
だから俺は誰にも言わなかった。
神鳥や宮崎たちにさえ言ってはいない。
「水無月くんは…―――…陽葵の事を今でも好きですか?」
唐突の質問に桜木を見つめる事しかできなかった。
桜木は俺がヒナに何をしたのか知ってるはず。
それなのに、どうしてそんな質問をしてくるのか見当もつかない。
「質問を変えましょうか…今でも守りたいと思っていますか?恋愛感情からでも友達としてでも構いません」
戸惑っている俺を見て桜木は質問を変えた。
友達としてなら―――…
「友達としてなら…守ってやりたいと思います。昔、俺がヒナを傷つけたから…今度は守ってやりたいって…でも、どうしてそんな事聞くんですか?」
話の意図が分からず聞いても、聞いてみたかったんですと笑顔で話しを逸らされた。
それから数週間過ぎた頃、その意味を知ることになる。
桜木の下の名前を見た瞬間驚いたのは言うまでもない。
もう教師でも生徒でもない今、ふたりがつきあっても問題もない。
だから俺は誰にも言わなかった。
神鳥や宮崎たちにさえ言ってはいない。
「水無月くんは…―――…陽葵の事を今でも好きですか?」
唐突の質問に桜木を見つめる事しかできなかった。
桜木は俺がヒナに何をしたのか知ってるはず。
それなのに、どうしてそんな質問をしてくるのか見当もつかない。
「質問を変えましょうか…今でも守りたいと思っていますか?恋愛感情からでも友達としてでも構いません」
戸惑っている俺を見て桜木は質問を変えた。
友達としてなら―――…
「友達としてなら…守ってやりたいと思います。昔、俺がヒナを傷つけたから…今度は守ってやりたいって…でも、どうしてそんな事聞くんですか?」
話の意図が分からず聞いても、聞いてみたかったんですと笑顔で話しを逸らされた。
それから数週間過ぎた頃、その意味を知ることになる。