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ずっと傍に……
第7章 辛抱…
「何かあった?……とりあえず、外に行こうか」
みんなから注目されるのを避けるように私たちは裏庭に行った。
「桜木に何か言われた?」
誰もいないのを確認して千佳が口を開いた。
「先生はないも言わない…桜木先生じゃなくて…村上先生に…」
村上先生の事を口にすると、千佳と咲は「あ~…なるほどね」と全てを察してくれた。
だから、さっき言われたことをふたりに話した。
いつの間にか涙が頬をつたい、悔しさから私は泣いた。
そんな私の頭を自分の方に引き寄せて抱きしめてくれる咲と、その横で頭を撫でてくれる千佳の手は暖かくて、益々涙が溢れてくる。
「ね~…陽葵…正直なところ言うね」
私の頭を撫でながら、千佳の言葉は真剣そうだった。
「村上の言葉で納得できる部分はあるんだよね。…陽葵が桜木のところに入り浸っているって有名な話だよね。それに対して色々と変なこと言うやつもいるのも事実…そのことで、陽葵が傷つかないか私は心配」
「別にいいもん…先生の傍にいられるなら何言われても平気だもん」
みんなから注目されるのを避けるように私たちは裏庭に行った。
「桜木に何か言われた?」
誰もいないのを確認して千佳が口を開いた。
「先生はないも言わない…桜木先生じゃなくて…村上先生に…」
村上先生の事を口にすると、千佳と咲は「あ~…なるほどね」と全てを察してくれた。
だから、さっき言われたことをふたりに話した。
いつの間にか涙が頬をつたい、悔しさから私は泣いた。
そんな私の頭を自分の方に引き寄せて抱きしめてくれる咲と、その横で頭を撫でてくれる千佳の手は暖かくて、益々涙が溢れてくる。
「ね~…陽葵…正直なところ言うね」
私の頭を撫でながら、千佳の言葉は真剣そうだった。
「村上の言葉で納得できる部分はあるんだよね。…陽葵が桜木のところに入り浸っているって有名な話だよね。それに対して色々と変なこと言うやつもいるのも事実…そのことで、陽葵が傷つかないか私は心配」
「別にいいもん…先生の傍にいられるなら何言われても平気だもん」