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ずっと傍に……
第44章 愛情は変わらない…
だけど、おしゃれをしてでかける母さんを見るたびに言いようのない怒りが込み上げてくる。
母さんのしたいようにやりたいようにやればいいと思っても、こうも頻繁にでかけられると俺の事なんかいらないんじゃないかと思えてくる。
そう思ってる時に見てしまったんだ。
母さんが知らない男とキスをしている場面を…
見ようと思って見たわけじゃない。
コンビニに買い物に行こうとしてエントランスに降りた時、抱き合っている母さんを目の当たりにした。
そしてキスをして帰りたくないと言っては、またキスをする。
気持ち悪いと思った。
それ以上に俺の存在が母さんにとって邪魔なんだと初めて気がついた。
「くそっ…」
知らず知らずのうちに涙が溢れてくる。
こんなことぐらいで泣くなんてみっともないと思いながら、誰かにみられないように部屋に戻った。
誰もいない空間に安堵し、俺はベッドの上で縮こまり、立てた膝の上に顔を埋め考える。
母さんのしたいようにやりたいようにやればいいと思っても、こうも頻繁にでかけられると俺の事なんかいらないんじゃないかと思えてくる。
そう思ってる時に見てしまったんだ。
母さんが知らない男とキスをしている場面を…
見ようと思って見たわけじゃない。
コンビニに買い物に行こうとしてエントランスに降りた時、抱き合っている母さんを目の当たりにした。
そしてキスをして帰りたくないと言っては、またキスをする。
気持ち悪いと思った。
それ以上に俺の存在が母さんにとって邪魔なんだと初めて気がついた。
「くそっ…」
知らず知らずのうちに涙が溢れてくる。
こんなことぐらいで泣くなんてみっともないと思いながら、誰かにみられないように部屋に戻った。
誰もいない空間に安堵し、俺はベッドの上で縮こまり、立てた膝の上に顔を埋め考える。