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ずっと傍に……
第44章 愛情は変わらない…

「友也だって、お母さんを見てくれないじゃない!話しても口を聞いてくれない。たからお母さん寂しくて…寂しくて…」

「はっ?俺のせいか?全て俺が悪いって言いたいのか?えっ?」

初めての親子喧嘩だった。
だけど、次の瞬間には親の顔を隠して教師の顔で接してきた時は、もう、俺なんていらないんだと告げられた気がした。
母さんがそれを望むなら、俺がこの家にいる意味はない。
そして権利もない。
ここは友紀也さんが母さんに残した家だ。
血のつながってない…繋がっていて欲しいと願うのは俺の願望で、そうじゃない。
だったら、俺がいていい場所じゃない。
そう思ってリビングを出て行こうとしたら腕を取られ、まだ何かを話そうとする。
その手を払い除けた瞬間、バランスを崩した母さんがテーブルに身体を打ち付けて倒れた。
さすがにやばいと思って手を伸ばそうとした瞬間見えてしまう。
首元と胸の谷間にあるキスマークを。
俺の勘違いじゃなかった。
母さんにはちゃんとそういう相手がいた。
だけど俺がいるから仕方なく帰ってきた…
やっぱり俺はお荷物でいらない存在…
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