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ずっと傍に……
第44章 愛情は変わらない…
これが俺が友紀也さんと初めて会った時の記憶。
幼い俺に恥ずかしげもなく告げる言葉に、本当に好きだったんだなと今は思う。
その友紀也さんが母さんが幸せなら他の人を好きになっても構わないと告げた言葉に驚いたけど、その言葉さえも愛情の深さを感じさせた。
そんな事を考えていると母さんがドアをノックした。
急すぎて隠れるように布団の中に潜り込んだ。
中に入ってきた母さんは、布団の上に手を置いて弱々しく言葉にする。
「友也…家にいてね。…どこにもいかないでね。もし…おばあちゃんのところに行っても連れ戻しに行くから…友也の家はここだから…友也はお母さんの大事な息子…友也を産んで後悔なんてしない。生まなければよかったなんて一度も思ったことないからね…」
俺が出て行くことを本当に心配していた。
それは嫌というほど伝わった。
だったら素直に謝ってみよう…
昨日のことだけじゃなくて、今までのことも全て。
その想いを込めて友紀也さんのアドバイス通りカレーを作ることにした。
幼い俺に恥ずかしげもなく告げる言葉に、本当に好きだったんだなと今は思う。
その友紀也さんが母さんが幸せなら他の人を好きになっても構わないと告げた言葉に驚いたけど、その言葉さえも愛情の深さを感じさせた。
そんな事を考えていると母さんがドアをノックした。
急すぎて隠れるように布団の中に潜り込んだ。
中に入ってきた母さんは、布団の上に手を置いて弱々しく言葉にする。
「友也…家にいてね。…どこにもいかないでね。もし…おばあちゃんのところに行っても連れ戻しに行くから…友也の家はここだから…友也はお母さんの大事な息子…友也を産んで後悔なんてしない。生まなければよかったなんて一度も思ったことないからね…」
俺が出て行くことを本当に心配していた。
それは嫌というほど伝わった。
だったら素直に謝ってみよう…
昨日のことだけじゃなくて、今までのことも全て。
その想いを込めて友紀也さんのアドバイス通りカレーを作ることにした。