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ずっと傍に……
第44章 愛情は変わらない…
「結婚の話…一度白紙に戻す?」
一瞬言葉を失った。
TVの中から笑い声が聞こえてきても笑えなかった。
「お母様が私の事を認めてくれないのなら…そうするのが一番いいと思うの…」
「何…言って…」
「友也も思ってるんでしょう?お母様が認めない人とは結婚できないって。」
「それはっ…」
違うとは断言できなかった。
母さんが認める人が条件だったから。
だけど…これでいいのかと考えてしまう。
母さんは大事だ。
一緒に暮らして、寂しくないように傍にいてあげたいと思う。
だからと言って、遥と別れるかと言うと…母さんにはああは言ったけど…
「嫌だっ!!遥と別れるつもりはない!」
それが俺の今の本心だった。
全てが母さん一色だった俺の人生に初めて他の色が入ってきた感じがした。
この手からすり抜けていくと思うと、手を伸ばして離れないように力強く抱きしめていた。
一瞬言葉を失った。
TVの中から笑い声が聞こえてきても笑えなかった。
「お母様が私の事を認めてくれないのなら…そうするのが一番いいと思うの…」
「何…言って…」
「友也も思ってるんでしょう?お母様が認めない人とは結婚できないって。」
「それはっ…」
違うとは断言できなかった。
母さんが認める人が条件だったから。
だけど…これでいいのかと考えてしまう。
母さんは大事だ。
一緒に暮らして、寂しくないように傍にいてあげたいと思う。
だからと言って、遥と別れるかと言うと…母さんにはああは言ったけど…
「嫌だっ!!遥と別れるつもりはない!」
それが俺の今の本心だった。
全てが母さん一色だった俺の人生に初めて他の色が入ってきた感じがした。
この手からすり抜けていくと思うと、手を伸ばして離れないように力強く抱きしめていた。