この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第7章 辛抱…
「お昼休みは何もできなくて…陽葵を傷つけてしまいましたね…きっと…泣かせてしまったんでしょう。分かっていても追いかけられない自分の立場が嫌になりました。…村上先生とは何もありません。興味すらないんです。同僚として無下にも出来ずに合わせているだけです。その事は信じてください」
「…分かってる…千佳も言ってた。村上先生の片思いだって。先生が相手もしてないのは見ていても分かるのにって」
「…そう…彼女がそんなことを」
「うん…それに…私が先生の所に行くことで先生の立場が悪くなるって教えてくれた…言われて初めて気がついた…教頭とかPTAとか何か言われてない?」
「それですが…正直に話すと『生徒との距離を間違わないように』と言われています。校長も変な噂があるのを知っているようで心配しているようですね」
千佳の言う通り先生の立場は危うくなりつつあった。
「先生と会うの控える…先生の事困らせたくない」
「…分かってる…千佳も言ってた。村上先生の片思いだって。先生が相手もしてないのは見ていても分かるのにって」
「…そう…彼女がそんなことを」
「うん…それに…私が先生の所に行くことで先生の立場が悪くなるって教えてくれた…言われて初めて気がついた…教頭とかPTAとか何か言われてない?」
「それですが…正直に話すと『生徒との距離を間違わないように』と言われています。校長も変な噂があるのを知っているようで心配しているようですね」
千佳の言う通り先生の立場は危うくなりつつあった。
「先生と会うの控える…先生の事困らせたくない」