この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第46章 生きていてほしいから…
自分の気持ちを落ち着かせるのに必死で、陽葵が火葬場から姿を消したことに誰一人気付いてあげられなかった。
気がついたのは火葬が終わり骨上げをする時になってからだ。
どこを探しても見つからず、とりあえず骨上げを済ませ探しに行こうとした時、志保さんの携帯が鳴った。
相手は桜木先生が住んでいたマンションの管理人さんからだった。
陽葵が何も持たずに帰ってきたと、心配して連絡をしてくれたという。
その言葉にホッとし、俺たちは志保さんにお礼を言って桜木先生のマンションに向かった。
何度チャイムを鳴らしても返事はない。
時間だけが過ぎて行き、俺も母さんも父さんも嫌な予感が沸き起こる。
誰も口にはしなくても思っていることは同じだった。
陽葵が桜木先生の後を追って逝ってしまうんじゃないかと良からぬことが心を支配する。
気がついたのは火葬が終わり骨上げをする時になってからだ。
どこを探しても見つからず、とりあえず骨上げを済ませ探しに行こうとした時、志保さんの携帯が鳴った。
相手は桜木先生が住んでいたマンションの管理人さんからだった。
陽葵が何も持たずに帰ってきたと、心配して連絡をしてくれたという。
その言葉にホッとし、俺たちは志保さんにお礼を言って桜木先生のマンションに向かった。
何度チャイムを鳴らしても返事はない。
時間だけが過ぎて行き、俺も母さんも父さんも嫌な予感が沸き起こる。
誰も口にはしなくても思っていることは同じだった。
陽葵が桜木先生の後を追って逝ってしまうんじゃないかと良からぬことが心を支配する。