この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第46章 生きていてほしいから…
気が動転していたのか、陽葵のバックを持ってきていたことに気がつかなかった。
気がついてバックの中を探せば家の鍵とは違う、もうひとつ鍵があった。
きっとこの家の鍵だと思い差し込めばエントランスの扉は簡単に開き、俺たちは急いでエレベーターに乗って最上階まであがった。
玄関先に今日履いていた陽葵の靴はあっても、陽葵がいる気配が無く心臓が嫌な音を立てて早くなる。
生きていてくれ!と祈りながら部屋の中に入った。
初めて入る家は勝手が分からず、玄関から近いドアを開けていく。
2つ目のドアを開けたとき、ベッドの上にいる陽葵を見つけた。
それに安堵していいのか分からない。
俺も父さんも動けない中、母さんが一歩、また一歩陽葵に近づく。
そして陽葵の触れた母さんは振り返り笑った。
「大丈夫。ちゃんと生きてる…お風呂に入って疲れて寝ちゃったのね。起こすからリビングにいてちょうだい。―――――――――一番奥の右の扉がリビングよ」
気がついてバックの中を探せば家の鍵とは違う、もうひとつ鍵があった。
きっとこの家の鍵だと思い差し込めばエントランスの扉は簡単に開き、俺たちは急いでエレベーターに乗って最上階まであがった。
玄関先に今日履いていた陽葵の靴はあっても、陽葵がいる気配が無く心臓が嫌な音を立てて早くなる。
生きていてくれ!と祈りながら部屋の中に入った。
初めて入る家は勝手が分からず、玄関から近いドアを開けていく。
2つ目のドアを開けたとき、ベッドの上にいる陽葵を見つけた。
それに安堵していいのか分からない。
俺も父さんも動けない中、母さんが一歩、また一歩陽葵に近づく。
そして陽葵の触れた母さんは振り返り笑った。
「大丈夫。ちゃんと生きてる…お風呂に入って疲れて寝ちゃったのね。起こすからリビングにいてちょうだい。―――――――――一番奥の右の扉がリビングよ」