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ずっと傍に……
第46章 生きていてほしいから…
先に母さんをお風呂に入らせ、俺は簡単な物を作り始めた。
本当に簡単なモノで、野菜炒めとみそ汁ぐらいしかつくれなかった。
作っている最中に父さんが帰ってくる。
「今日は蒼がつくってるのか?」
「うん。母さんはお風呂」
「そっか…悪いね」
父さんと苦笑いしながら母さんがお風呂から上がってくるの待った。
父さんの話によると、陽葵が桜木先生の後を追って死ぬ夢を見てうなされて寝れない日が続いているという。
だから日中はボーッとする時間が増えて何も手につかず過ごしているのだろうと教えてくれた。
そんな父さんもやつれて疲れているのが分かる。
母さんがうなされているのを知っているということは父さんも起きているという事だろう。
「一度…陽葵の様子を見に行ってくるよ」
「…いやっ…今はそっとしてあげなさい。蒼が行っても喧嘩になるだけだよ」
俺と陽葵の性格を分かっているだけに俺が様子を見に行くのを止めた。
本当に簡単なモノで、野菜炒めとみそ汁ぐらいしかつくれなかった。
作っている最中に父さんが帰ってくる。
「今日は蒼がつくってるのか?」
「うん。母さんはお風呂」
「そっか…悪いね」
父さんと苦笑いしながら母さんがお風呂から上がってくるの待った。
父さんの話によると、陽葵が桜木先生の後を追って死ぬ夢を見てうなされて寝れない日が続いているという。
だから日中はボーッとする時間が増えて何も手につかず過ごしているのだろうと教えてくれた。
そんな父さんもやつれて疲れているのが分かる。
母さんがうなされているのを知っているということは父さんも起きているという事だろう。
「一度…陽葵の様子を見に行ってくるよ」
「…いやっ…今はそっとしてあげなさい。蒼が行っても喧嘩になるだけだよ」
俺と陽葵の性格を分かっているだけに俺が様子を見に行くのを止めた。