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ずっと傍に……
第46章 生きていてほしいから…
父さんは母さんに何度も大丈夫だからと言葉をかけ続け、母さんは父さんの腕の中で眠った。
その間、俺は何もできなくて立ち尽くすしかできなかった。
何かを言おうと口を開きかけると、父さんが人差し指を口に当て何も話すなと言う。
だから俺は、見ている事しかできなかった。
完全に眠った母さんをベッドの上に寝かせて、父さんは俺を連れてリビングに行く。
「驚いただろう?」
「うん…」
「うなされてるのは話してたね?あれから徐々に酷くなってな…前以上にうなされて起きる事が多くなってる…」
「父さんは大丈夫なの?」
「私か?私は平気だよ…私は平気だが…今度、学先生に相談しようと思ってるよ。蒼にも迷惑をかけてるし、さすがにこのままと言うわけにはね。」
そう言って笑う父さんの笑顔も覇気がない。
母さんが倒れる前に父さんが倒れるんじゃないかと心配になった。
だけどその心配も学先生に相談してなくなった。
その間、俺は何もできなくて立ち尽くすしかできなかった。
何かを言おうと口を開きかけると、父さんが人差し指を口に当て何も話すなと言う。
だから俺は、見ている事しかできなかった。
完全に眠った母さんをベッドの上に寝かせて、父さんは俺を連れてリビングに行く。
「驚いただろう?」
「うん…」
「うなされてるのは話してたね?あれから徐々に酷くなってな…前以上にうなされて起きる事が多くなってる…」
「父さんは大丈夫なの?」
「私か?私は平気だよ…私は平気だが…今度、学先生に相談しようと思ってるよ。蒼にも迷惑をかけてるし、さすがにこのままと言うわけにはね。」
そう言って笑う父さんの笑顔も覇気がない。
母さんが倒れる前に父さんが倒れるんじゃないかと心配になった。
だけどその心配も学先生に相談してなくなった。