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ずっと傍に……
第46章 生きていてほしいから…
精神科医を紹介してもらい受診すると睡眠薬を処方された。
それを飲むようになって母さんの精神状態も落ち着いたように見えた。
だけど、それじゃ何も解決しない。
陽葵が前に進まない限り、母さんも元の様になることはない。
母さんだけじゃない。
千佳さんだって咲さんだって…陽葵がそこに留まる限り先に進めない。
「母さん…明日、陽葵の様子見てくるよ」
「「蒼??」」
母さんと父さんの声が重なった。
だけど、その言葉に込められいる想いは違うと分かる。
「父さん大丈夫だ。喧嘩しに行くわけじゃない…。それに喧嘩になったとしても、俺にだったら本音でぶつかけてくると思う…昔から喧嘩するとお互いに言葉選ばないから…きっと、今の陽葵にはそういう相手がいいと思う。優しいだけの言葉は他の人がかけてやればいい…」
それを飲むようになって母さんの精神状態も落ち着いたように見えた。
だけど、それじゃ何も解決しない。
陽葵が前に進まない限り、母さんも元の様になることはない。
母さんだけじゃない。
千佳さんだって咲さんだって…陽葵がそこに留まる限り先に進めない。
「母さん…明日、陽葵の様子見てくるよ」
「「蒼??」」
母さんと父さんの声が重なった。
だけど、その言葉に込められいる想いは違うと分かる。
「父さん大丈夫だ。喧嘩しに行くわけじゃない…。それに喧嘩になったとしても、俺にだったら本音でぶつかけてくると思う…昔から喧嘩するとお互いに言葉選ばないから…きっと、今の陽葵にはそういう相手がいいと思う。優しいだけの言葉は他の人がかけてやればいい…」