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ずっと傍に……
第47章 俺も誓うよ…
それからしばらくして、桜木先生の最後の日になった。
ずっと笑顔を絶やさない桜木先生を見て、桜木先生の覚悟を垣間見た気がした。
卒業式も無事に終わり、簡単な仕事を終えて桜木先生のいる部屋に向かう途中で、窓の外を眺めている桜木先生を見つけた。
「桜木先生。何をみてるんだ?」
そう声をかけ、窓の外を見ると走って行く私服の女性がいた。
ここからだと誰だか分からない。
その後をひとりの男性が追うように校舎裏に消えた。
消える手前でいったん足を止めた男性は、こちらに目を向けたのが分かった。
その男性に桜木先生は軽く手を挙げ、男性は会釈をして校舎裏に消えた。
「今のは…」
「覚えていませんか?水無月くんですよ…陽葵が来ましたので迎えに来てもらいました。」
「迎えに?」
その先は部屋の中でと言われて理科準備室に移動する。
今まであった物はきれいに片づけられ、去る準備はできているようで寂しさを感じた。
ずっと笑顔を絶やさない桜木先生を見て、桜木先生の覚悟を垣間見た気がした。
卒業式も無事に終わり、簡単な仕事を終えて桜木先生のいる部屋に向かう途中で、窓の外を眺めている桜木先生を見つけた。
「桜木先生。何をみてるんだ?」
そう声をかけ、窓の外を見ると走って行く私服の女性がいた。
ここからだと誰だか分からない。
その後をひとりの男性が追うように校舎裏に消えた。
消える手前でいったん足を止めた男性は、こちらに目を向けたのが分かった。
その男性に桜木先生は軽く手を挙げ、男性は会釈をして校舎裏に消えた。
「今のは…」
「覚えていませんか?水無月くんですよ…陽葵が来ましたので迎えに来てもらいました。」
「迎えに?」
その先は部屋の中でと言われて理科準備室に移動する。
今まであった物はきれいに片づけられ、去る準備はできているようで寂しさを感じた。