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ずっと傍に……
第47章 俺も誓うよ…
「小林先生…色々とお世話になりました。先生のおかげで今まで教師としてやってくることができたと思います。本当にありがとうございました。」
改まって礼を言われ困惑する。
本当に別れの時が来たのだと言われているような気がした。
「いやっ…なんだっ…初めはどうなることかと思ったが…お前は良い先生になったよ…まだまだ一緒に教師をやっていたかったが…」
言葉にすると込み上げてくるものがある。
本当に、もう一緒に教壇に立てないのかと思うと目頭が熱くなる。
「僕は満足ですよ。小林先生たちよりは短い教師生活でしたが、それなりに充実もしていました。最後に生徒も救えたので満足です」
俺とは正反対に晴れ晴れとした桜木先生に、俺の方が泣いて慰められてしまった。