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ずっと傍に……
第49章 とある日のふたり…
キミとの出会いは数年前。
赴任した先で桜を見上げるキミを見た時だった。
その瞬間に心を奪われた。
一目惚れなど信じないし、そんなものが存在するとも思っていなかった僕の心を変えたのはキミだった。
キミを見た瞬間、心臓がドクンッと跳ねて息苦しくなり目を離すことができなかった。
桜に手を伸ばすキミ。
お日様の様に笑うキミ。
全てに釘付けになり、時間が止まった感じだった。
そんなキミに理科を教えると分かった時はうれしかった。
この気持ちが成就することはないと分かっていても、見ていられるだけでうれしくて、そして授業のたびにドキドキしていた。
だから、キミがお弁当を持って僕の所に来た時は驚いた。
『先生、お弁当を一緒に食べましょう』
と空いている椅子を持って隣に座った時は、どうしていいのか分からず頷く事しかできなかった。
赴任した先で桜を見上げるキミを見た時だった。
その瞬間に心を奪われた。
一目惚れなど信じないし、そんなものが存在するとも思っていなかった僕の心を変えたのはキミだった。
キミを見た瞬間、心臓がドクンッと跳ねて息苦しくなり目を離すことができなかった。
桜に手を伸ばすキミ。
お日様の様に笑うキミ。
全てに釘付けになり、時間が止まった感じだった。
そんなキミに理科を教えると分かった時はうれしかった。
この気持ちが成就することはないと分かっていても、見ていられるだけでうれしくて、そして授業のたびにドキドキしていた。
だから、キミがお弁当を持って僕の所に来た時は驚いた。
『先生、お弁当を一緒に食べましょう』
と空いている椅子を持って隣に座った時は、どうしていいのか分からず頷く事しかできなかった。