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ずっと傍に……
第7章 辛抱…
あんな話とはきっと、距離を置いた方が良いという話だと思う。
先生に変な噂が立たないように…一番は私が傷つかないようにとの千佳の心遣い。
あれから本当に先生の所には最低限しか行っていない。
授業の準備という名目で週に2日。
それ以外は週末に遠い場所で会う日々が続いていた。
そして、今ふたりに話した彼氏の話は真っ赤な嘘で、私の彼氏は今でも先生に変わりはない。
だけど、どうしてこんな嘘を付く事になったのか、それには理由がある。
「でね。最近話してた卒業旅行の話…彼氏が卒業旅行に連れて行ってくれるって言うから便乗していいかな?千佳と咲だったらママ何も言わないし…今更だけど良い?」
「はっ??陽葵そこまでいってるの?」
「まさかっ…でも…その時にいいかなって」
「へぇ~…陽葵がねぇ~…知らないうちに彼氏つくったと思ったら泊りかぁ…今回は本気っぽいね。」
ずっと、報われない片思いをしていると思っている千佳は、嬉しそうだった。
この笑顔に少し罪悪感を感じる。
だけど、私と先生が一緒に過ごせるために必死に嘘をつく。
先生に変な噂が立たないように…一番は私が傷つかないようにとの千佳の心遣い。
あれから本当に先生の所には最低限しか行っていない。
授業の準備という名目で週に2日。
それ以外は週末に遠い場所で会う日々が続いていた。
そして、今ふたりに話した彼氏の話は真っ赤な嘘で、私の彼氏は今でも先生に変わりはない。
だけど、どうしてこんな嘘を付く事になったのか、それには理由がある。
「でね。最近話してた卒業旅行の話…彼氏が卒業旅行に連れて行ってくれるって言うから便乗していいかな?千佳と咲だったらママ何も言わないし…今更だけど良い?」
「はっ??陽葵そこまでいってるの?」
「まさかっ…でも…その時にいいかなって」
「へぇ~…陽葵がねぇ~…知らないうちに彼氏つくったと思ったら泊りかぁ…今回は本気っぽいね。」
ずっと、報われない片思いをしていると思っている千佳は、嬉しそうだった。
この笑顔に少し罪悪感を感じる。
だけど、私と先生が一緒に過ごせるために必死に嘘をつく。