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ずっと傍に……
第8章 卒業…そして…
「ここで始まったんです…最後に…陽葵とキスがしたかった…もっと長くそうしたいのですが邪魔が入ってしまいましたね」
キスが終わると先生は私を抱きしめてくれた。
先生が言う通り、ここで初めてキスをした。
初めて男性のアレを口にして、熱いものに触れた。
そして、女性の幸せを知った。
全てがここから始まった。
ふたりの時間はまだまだ続くけど、この場所で愛し合うことはもうない。
「陽葵、帰るのは5時ぐらいになると思います…だからこれを」
先生は机の上にある封筒を私に渡した。
中を開けるように促され開けると、鍵とメモ紙が一枚入っていた。
「それは陽葵へ…僕の部屋の鍵です。地図と住所を書いていますから、先に行って待っていてください。」
鍵を掌に乗せると、鍵の重みを感じた。
先生の部屋の鍵…陽葵へと言った。
「ずっと…持っていて…いいの?」
掌に乗る鍵の重さを噛みしめながら聞けば、先生は笑顔で応えてくれた。
「もちろんです。高校生と大学生だと時間の流れも変わります。今までみたいに会えなくなりますが…いつでも来てください。学校から帰って陽葵がいてくれたら、うれしいです」
「先生…」
先生の言葉に涙が溢れてきた。
キスが終わると先生は私を抱きしめてくれた。
先生が言う通り、ここで初めてキスをした。
初めて男性のアレを口にして、熱いものに触れた。
そして、女性の幸せを知った。
全てがここから始まった。
ふたりの時間はまだまだ続くけど、この場所で愛し合うことはもうない。
「陽葵、帰るのは5時ぐらいになると思います…だからこれを」
先生は机の上にある封筒を私に渡した。
中を開けるように促され開けると、鍵とメモ紙が一枚入っていた。
「それは陽葵へ…僕の部屋の鍵です。地図と住所を書いていますから、先に行って待っていてください。」
鍵を掌に乗せると、鍵の重みを感じた。
先生の部屋の鍵…陽葵へと言った。
「ずっと…持っていて…いいの?」
掌に乗る鍵の重さを噛みしめながら聞けば、先生は笑顔で応えてくれた。
「もちろんです。高校生と大学生だと時間の流れも変わります。今までみたいに会えなくなりますが…いつでも来てください。学校から帰って陽葵がいてくれたら、うれしいです」
「先生…」
先生の言葉に涙が溢れてきた。