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ずっと傍に……
第8章 卒業…そして…
毎日、学校で顔を合わせていた先生と毎日会えなくなると思うと寂しかった。
だけど、これがあれば、少しは平気。
これは、私が先生の恋人だという証…
「陽葵…学生の恋愛は今日までです…明日からは大人の恋愛を…誰に憚れることない恋愛をしましょう…」
そう言って、学生最後のキスをする。
「村上先生に怪しまれるので出ましょう…また夜に…朝まで一緒にいましょう」
先生は私の耳元で囁いてドアを開けた。
その先には不機嫌そうな村上先生が待っていたけど、そんな村上先生を無視して先生はドアまで見送ってくれた。
「田崎さん。大学に行っても頑張ってください。辛いこともあるでしょうが、いつもの笑顔を忘れずに」
先生は先生らしく私を送り出す。
「先生…ありがとうございました。たまには遊びに来ますね」
「いつでもどうぞ。」
手を出されて、握手をする。
そして先生と生徒の関係は終わりを告げた。
帰り道で考えることは村上先生と先生の事。
先生が村上先生の色香に惑わされることはないと分かっていても嫉妬してしまう。
だって、これからも毎日会えるから。
それに比べて私は…
「先生…生徒のままがよかった…」
そう思わずにはいられない。
だけど、これがあれば、少しは平気。
これは、私が先生の恋人だという証…
「陽葵…学生の恋愛は今日までです…明日からは大人の恋愛を…誰に憚れることない恋愛をしましょう…」
そう言って、学生最後のキスをする。
「村上先生に怪しまれるので出ましょう…また夜に…朝まで一緒にいましょう」
先生は私の耳元で囁いてドアを開けた。
その先には不機嫌そうな村上先生が待っていたけど、そんな村上先生を無視して先生はドアまで見送ってくれた。
「田崎さん。大学に行っても頑張ってください。辛いこともあるでしょうが、いつもの笑顔を忘れずに」
先生は先生らしく私を送り出す。
「先生…ありがとうございました。たまには遊びに来ますね」
「いつでもどうぞ。」
手を出されて、握手をする。
そして先生と生徒の関係は終わりを告げた。
帰り道で考えることは村上先生と先生の事。
先生が村上先生の色香に惑わされることはないと分かっていても嫉妬してしまう。
だって、これからも毎日会えるから。
それに比べて私は…
「先生…生徒のままがよかった…」
そう思わずにはいられない。