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ずっと傍に……
第8章 卒業…そして…
パタリとドアが閉まる音がして、込み上げてくるのは寂しさばかりだった。
さっきまであんなに身体を重ね合っていたから、この部屋に1人取り残されると寂しさだけが込み上げてくる。
この部屋のベッドカバーやカーテンを変えたら寂しくなくなるのだろうか…
そんな事を考えながら寂しく友紀也が戻ってくるのを待っていた。
どのくらい待ったのか、ドアが開いて友紀也が部屋の中に入ってきた。
手にはパスタとスープを持って。

「今日はここで食べましょう…動けますか?」

私を気遣いながら抱き起されて、ベッドの上で夕食を食べることにした。
友紀也の作る物は相変わらず美味しくて、何もできない自分が嫌になる。
こんなんだったら、ママに色々と教えてもらっておくべきだったと反省しても遅い…

「明日はどこか行きたいところありますか?」

どこに行きたいか聞かれても何も浮かばない。

「友紀也とだったらどこでもいいよ。」

「では、明日もこの部屋で…過ごしますか?」

どこでもいいよと言えば、妖艶に笑う友紀也がいた。
この部屋でってことはまたエッチをすると言うことで…嫌ではないけどさすがに身体がもたない…
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