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ずっと傍に……
第2章 先生が好き…

「先生がいいんだもん…先生じゃないと…」

「分かった分かった…陽葵が真剣だってことも知ってるから……」

「ちょっとからかっただけだよ。陽葵はそのまま桜木の事想っていればいいから」

私が泣き止むまで代わる代わる抱きしめてくれる。
それが嬉しくて益々泣く私と一緒に、なぜかふたりまで泣き出して収拾がつかなくなった。
どのくらい泣いたのか、涙が止まりお互いに顔を見合わせれば可笑しくて笑い出した。
こんな関係がすごくいいなと思う。
何でも話せて、真剣に話を聞いてくれる。
馬鹿やって笑いあって泣いて…自分を曝け出せる相手ってありがたいと思う。

「千佳も咲も大好き」

そう言うと、千佳も咲も「私も」と口々に言って抱きしめあって、友情を確かめあう。
このふたりが友達でよかったなと思う。
ずっと…卒業しても友達でいたいと思えるふたりだった。
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