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ずっと傍に……
第9章 ふたりの反応…
―――――…
次の日のお昼過ぎに、買い物をして友紀也の家に向い、2回目と言うことで、初めての日よりは足取りは軽かった。
ドアを開けて中に入ると、すっかりと様変わりしていた。
カーテンとソファーの色を変えるだけで部屋は暖かな空間になり、ちょこまかとした小物も良い感じで置かれていた。
キッチンの食器棚の中を見れば、私と友紀也の茶碗とお箸などペアーで置かれていて同棲をしている気持ちになりうれしい。
今日は18時には帰ってくると連絡があったので急いでご飯を作ることにした。
友紀也より下手なのは分かっているけど、何かを作って待っていたかった。
今日挑戦するのは豚の生姜焼きと、豚汁とサラダ。
千佳にも聞いたけど、これだったら私でもできるだろうと手書きのレシピまでくれた。
調味料が全て揃っているのも確認していたから材料だけを買い込んで来て、いざ、キッチンに立つと緊張する。
必要な材料を並べて千佳からもらったレシピ通り作りはじめた。
事細かく書かれているレシピは初心者の私でも分かりやすく失敗することなく下準備まで終わった。