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ずっと傍に……
第10章 新しい世界…
「まぁ、入らなくてもいいんだけどさっ…最後の学生生活楽しみ―――」
「大地―――!!」
大地くんを呼ぶ声に振り返ると、小柄なかわいい女の子が手をブンブンと振り、ウェーブのかかったふわふわな髪の毛をなびかせながら走って来てた。
「あちゃー…忘れてたっ…」
大地くんが呟くと、その女の子を大地くんに抱きつきピョンピョンと飛び跳ねている仕草がかわいい。
「探したよ~~ねぇ、サークル決めた?」
「いやっ決めてないけど…」
「そうなんだ。よかった。で、こっちの彼女さんは…大地ナンパした?」
私に気がついて、彼女はにこやかな顔を私に向けた。
「んなわけね~だろう…高校の時の同級生だよ。同じ教育学部…お前も同じなんだから自己紹介しとけっ」
大地くんが説明すると、彼女は瞳をランランと輝かせながら私の手を握りブンブンと振り始めた。
「私、池田恵です。やったね。お友達できたぁ」
「えっっと…田崎陽葵…です…」
テンションの高い池田さんに押されながら挨拶されると、最後には抱き付かれてしまった。
どうしていいのか分からず固まっていると、大地くんが池田さんの服を引っ張って離してくれた。
「大地―――!!」
大地くんを呼ぶ声に振り返ると、小柄なかわいい女の子が手をブンブンと振り、ウェーブのかかったふわふわな髪の毛をなびかせながら走って来てた。
「あちゃー…忘れてたっ…」
大地くんが呟くと、その女の子を大地くんに抱きつきピョンピョンと飛び跳ねている仕草がかわいい。
「探したよ~~ねぇ、サークル決めた?」
「いやっ決めてないけど…」
「そうなんだ。よかった。で、こっちの彼女さんは…大地ナンパした?」
私に気がついて、彼女はにこやかな顔を私に向けた。
「んなわけね~だろう…高校の時の同級生だよ。同じ教育学部…お前も同じなんだから自己紹介しとけっ」
大地くんが説明すると、彼女は瞳をランランと輝かせながら私の手を握りブンブンと振り始めた。
「私、池田恵です。やったね。お友達できたぁ」
「えっっと…田崎陽葵…です…」
テンションの高い池田さんに押されながら挨拶されると、最後には抱き付かれてしまった。
どうしていいのか分からず固まっていると、大地くんが池田さんの服を引っ張って離してくれた。