この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第10章 新しい世界…
それから夕食まで部屋に閉じこもっていた。
夕食になり下に降りても、蒼とは口も聞かず目も合わせなかった。
久し振りにする姉弟喧嘩。
それでも、いつもと違って私が折れるつもりはない。
その雰囲気が伝わったのか蒼が歩み寄ってくる。

「なぁ…気を付けた方が良い先生とかいる?」

「……」

「学食って何が一番おいしい?」

「………」

「宿泊研修ってきびしかったりする?」

「………」

蒼の質問に何一つ答えないでいると、ママの溜息が耳に届いた。

「陽葵…何か言ってあげたら?蒼も悪かったって思ってるんだから」

「……」

ママの問いかけにも答えずに、ご飯を食べて部屋に戻った。
少し大人げなかったかなと思っても、許せる事と許せないことがある。
友紀也を悪く言う人は弟だろうと許さない。

『友紀也。今日は遅い?』

友紀也の事を考えていたら無性に声が聞きたくなってLINEをした。
まだ学校だったらと思うと電話はできなかった。

『いいえ、もう少ししたら帰るところですよ。陽葵は家ですか?』

『うん。今、電話してもいい?』

どうしても声が聞きたてLINEすれば、車に乗ったら友紀也から電話してくれることになり、電話があったのはそれから1時間後だった。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ