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ずっと傍に……
第10章 新しい世界…
こんな蒼の姿は初めてで、友紀也の言葉を思い出した。
―――家族に対して気恥ずかしい…
―――照れ隠しだと思いますよ…
「誰がどの教科か分かるの?じゃないとアドバイスあげられないよ」
私の方から口を開けば、蒼の表情が変わった。
「持ってくる」
ドタバタと自分部屋に戻り、手にして戻ってきたのは時間割表だった。
そこに担当する先生の名前もある。
「あっ…体育は吉武先生なんだ…遅れたら怖いよ。数学は森ちゃんか…居眠りしてても怒られないね。英語の金子先生は教え方も上手だね。社会は三輪田先生、バリトンボイスが素敵でね。生徒に一番人気のある先生じゃないかな?後は習ってないからわからないかな…」
さっと目を通していると、美術の担当の名前を見て絶句する。
まさか村上先生とは思ってもいなくて…困惑した。
先生の事、私の事を蒼に話すんじゃないかと気が気じゃない。
私に良い印象をもってないからあることないこと言われるだろうとは予測がつきどうする考える。
「でさっ……桜木……先生ってどんな感じ?教師の中でも一番関わるから…」
お昼の言い合いもあり、蒼は言いにくそうに口を開いた。
その返答に私も困るけど…
―――家族に対して気恥ずかしい…
―――照れ隠しだと思いますよ…
「誰がどの教科か分かるの?じゃないとアドバイスあげられないよ」
私の方から口を開けば、蒼の表情が変わった。
「持ってくる」
ドタバタと自分部屋に戻り、手にして戻ってきたのは時間割表だった。
そこに担当する先生の名前もある。
「あっ…体育は吉武先生なんだ…遅れたら怖いよ。数学は森ちゃんか…居眠りしてても怒られないね。英語の金子先生は教え方も上手だね。社会は三輪田先生、バリトンボイスが素敵でね。生徒に一番人気のある先生じゃないかな?後は習ってないからわからないかな…」
さっと目を通していると、美術の担当の名前を見て絶句する。
まさか村上先生とは思ってもいなくて…困惑した。
先生の事、私の事を蒼に話すんじゃないかと気が気じゃない。
私に良い印象をもってないからあることないこと言われるだろうとは予測がつきどうする考える。
「でさっ……桜木……先生ってどんな感じ?教師の中でも一番関わるから…」
お昼の言い合いもあり、蒼は言いにくそうに口を開いた。
その返答に私も困るけど…