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ずっと傍に……
第10章 新しい世界…
蒼は、背伸びをしながら、さっきよりリラックスしているようだった。
私も蒼の言葉に緊張していた身体の力が抜けた。
「一番ね…辛かった時に助けてもらった…親身になって相談に乗ってくれた…あの時…先生がいてくれて私は救われた…」
大地くんの時の事を思い出して口にした。
本当に、あの時は友紀也に助けてもらった。
「それって、陽葵が高校3年の春ぐらい?」
その言葉に顔を上げると、蒼は真剣な瞳で私を見ていた。
「あの時…陽葵すげ~辛そうな顔してた。夜中…泣いてただろう…微かだったけど泣いてる声聞こえて来てたんだ。でも俺…どうしていいのか分からなかったし…違うな…その少し前ぐらいかな…陽葵が男とキスしてるところ見ちゃったんだ…陽葵も女なんだなって思ったらどんな風に接して良いのかわかんなくなって…変な態度しか取れなくなった。」
ちらりと蒼を見れば、恥ずかしそうに話していた。
あの時は友紀也と大地くんの間で揺れて、身動きが取れなくてベッドに潜り込んでよく泣いた。
誰も気がついていないと思っていたけど、蒼は気がついてた。
そして大地くんとキスをしていたのを見られていたことに恥ずかしい。
私も蒼の言葉に緊張していた身体の力が抜けた。
「一番ね…辛かった時に助けてもらった…親身になって相談に乗ってくれた…あの時…先生がいてくれて私は救われた…」
大地くんの時の事を思い出して口にした。
本当に、あの時は友紀也に助けてもらった。
「それって、陽葵が高校3年の春ぐらい?」
その言葉に顔を上げると、蒼は真剣な瞳で私を見ていた。
「あの時…陽葵すげ~辛そうな顔してた。夜中…泣いてただろう…微かだったけど泣いてる声聞こえて来てたんだ。でも俺…どうしていいのか分からなかったし…違うな…その少し前ぐらいかな…陽葵が男とキスしてるところ見ちゃったんだ…陽葵も女なんだなって思ったらどんな風に接して良いのかわかんなくなって…変な態度しか取れなくなった。」
ちらりと蒼を見れば、恥ずかしそうに話していた。
あの時は友紀也と大地くんの間で揺れて、身動きが取れなくてベッドに潜り込んでよく泣いた。
誰も気がついていないと思っていたけど、蒼は気がついてた。
そして大地くんとキスをしていたのを見られていたことに恥ずかしい。