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ずっと傍に……
第10章 新しい世界…
「でもさ…ある日を境に…陽葵明るくなって…急に大人っぽくなって、正直戸惑った…前以上にどう接したらいいのか分からなくなって…ごめん」
「…うん…蒼、全然私に笑わなくなったし…話しても愛想ないし、私、嫌われてると思ってた」
「ちげーよ…嫌っちゃいない。いないけど…なんか急に一人だけ大人になって置いて行かれた気がしてた…あ~…こんな考えだから置いていかれるんだろうな。でも、まぁ、話せてよかったよ…」
よしっ!と自分に気合を入れるかのように声をだして立ち上がった。
そして私に向ける笑顔は友紀也が言う通り輝いていた。
昔と変わらない…蒼の笑顔。
「あっ。蒼。村上先生ね…蒼が私の弟だと分かったら嫌味とか…嫌な思いさせるかもしれないけど…」
「そういうことね。了解!!適当にあしらっとくよ」
問題ないと笑って部屋を出て行った。
久しぶりにまともに話す蒼は少し大人びていて、私の知らないうちに大人になっていた。
大人になってしまったからの距離だったことを知った。
「…うん…蒼、全然私に笑わなくなったし…話しても愛想ないし、私、嫌われてると思ってた」
「ちげーよ…嫌っちゃいない。いないけど…なんか急に一人だけ大人になって置いて行かれた気がしてた…あ~…こんな考えだから置いていかれるんだろうな。でも、まぁ、話せてよかったよ…」
よしっ!と自分に気合を入れるかのように声をだして立ち上がった。
そして私に向ける笑顔は友紀也が言う通り輝いていた。
昔と変わらない…蒼の笑顔。
「あっ。蒼。村上先生ね…蒼が私の弟だと分かったら嫌味とか…嫌な思いさせるかもしれないけど…」
「そういうことね。了解!!適当にあしらっとくよ」
問題ないと笑って部屋を出て行った。
久しぶりにまともに話す蒼は少し大人びていて、私の知らないうちに大人になっていた。
大人になってしまったからの距離だったことを知った。