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ずっと傍に……
第10章 新しい世界…
「陽葵、スマホ光ってる」
画面を開けば友紀也からだった。
その名前を見た途端に、スマホを持って自分の部屋に駆け上がった。
「もしもし」
『どうしたんですか?息が荒いですよ』
階段を一気にかけあがり、息が荒いのを一発で見破られた。
「自分に部屋に駆け込んだから。今帰り?」
『ええ、今帰っている所ですよ。陽葵…蒼くんは何か言ってませんでしたか?』
少しトーンの下がった友紀也の声は心配している時の声だった。
「うん…私たちの事が職員会議で問題になってたって聞いた…知らなくて…ごめん」
『陽葵のせいではありませんよ。職員会議と言っても、僕だけが責められたわけではありません。異性の生徒への接し方について僕を含め他の先生方にも注意があったまでの事ですよ。』
そう言われても、その原因をつくったのは私には違いないし、あの時に会うのを控えたることを決めたのは遅かったんだ。
あの時、好きという思いだけで私の知らないところで友紀也は苦労していた。
画面を開けば友紀也からだった。
その名前を見た途端に、スマホを持って自分の部屋に駆け上がった。
「もしもし」
『どうしたんですか?息が荒いですよ』
階段を一気にかけあがり、息が荒いのを一発で見破られた。
「自分に部屋に駆け込んだから。今帰り?」
『ええ、今帰っている所ですよ。陽葵…蒼くんは何か言ってませんでしたか?』
少しトーンの下がった友紀也の声は心配している時の声だった。
「うん…私たちの事が職員会議で問題になってたって聞いた…知らなくて…ごめん」
『陽葵のせいではありませんよ。職員会議と言っても、僕だけが責められたわけではありません。異性の生徒への接し方について僕を含め他の先生方にも注意があったまでの事ですよ。』
そう言われても、その原因をつくったのは私には違いないし、あの時に会うのを控えたることを決めたのは遅かったんだ。
あの時、好きという思いだけで私の知らないところで友紀也は苦労していた。