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ずっと傍に……
第10章 新しい世界…
私の身体を刺激しておいて友紀也はそれ以上何もすることはなかった。
ただ抱きしめて私の心を癒してくれる。
「今日、村上先生に言われたんです。蒼くんが陽葵の弟だと知っていたのかと。嫌な予感がしたんです。…あの人は、最後まで陽葵に敵対心を抱いていましたから。何を言ったかまでは知りませんでしたが…陽葵の声を聞いて何かを聞いてしまったんだと理解しました。辛い思いをさせてしまいましたね」
「違う…辛い思いをしたのは友紀也だよ…職員会議で問題になってるなんて知らなかった。学校で会わなくなって大丈夫だと思ってた…ねぇ、あの前から問題になってたの?知らなかったのは私だけ?」
友紀也のシャツを握りしめて聞くと、友紀也は眉をひそめた。
「もう終わった事ですよ。…電話でも言いましたが、私だけの問題ではなかったんです。贔屓をしているとか、異性の生徒と距離をとるようにとか…まぁ、この類の噂は昔からあるんですが…今一度気を引き締めて教壇に立つようにとのことでした。だから僕だけがなんてことはないんですよ。」
ただ抱きしめて私の心を癒してくれる。
「今日、村上先生に言われたんです。蒼くんが陽葵の弟だと知っていたのかと。嫌な予感がしたんです。…あの人は、最後まで陽葵に敵対心を抱いていましたから。何を言ったかまでは知りませんでしたが…陽葵の声を聞いて何かを聞いてしまったんだと理解しました。辛い思いをさせてしまいましたね」
「違う…辛い思いをしたのは友紀也だよ…職員会議で問題になってるなんて知らなかった。学校で会わなくなって大丈夫だと思ってた…ねぇ、あの前から問題になってたの?知らなかったのは私だけ?」
友紀也のシャツを握りしめて聞くと、友紀也は眉をひそめた。
「もう終わった事ですよ。…電話でも言いましたが、私だけの問題ではなかったんです。贔屓をしているとか、異性の生徒と距離をとるようにとか…まぁ、この類の噂は昔からあるんですが…今一度気を引き締めて教壇に立つようにとのことでした。だから僕だけがなんてことはないんですよ。」