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ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
最初に目についたのは、やっぱりリンゴ飴。
大きいのはさすがに食べられないので小さいりんご飴を買ってもらって、それを持ったまま先に進んだ。
懐かしい出店で足を止めれば、友紀也は何も言わずに買ってくれる。
こんなに食べられないよと言っても、立ち止まるたびに買うから持つ手がなくなった。
「友紀也買いすぎ!!」
「大丈夫ですよ。今日の晩御飯ですから」
「え~~…これだけ?」
「そうですよ。だからいっぱい買ってください」
クスクスと笑いながら告げる友紀也の表情を見て、ただ私を甘やかしているだけなんだと分かった。
「だったらねぇ…綿あめ食べたい!!」
「いいですよ。好きなだけ買ってください」
出店で色々な物を買いながら見て回っていると、辺りは薄暗くなり始め、その頃になると、人の流れが変わり、その波に流されるかのように私たちも進む。
大きいのはさすがに食べられないので小さいりんご飴を買ってもらって、それを持ったまま先に進んだ。
懐かしい出店で足を止めれば、友紀也は何も言わずに買ってくれる。
こんなに食べられないよと言っても、立ち止まるたびに買うから持つ手がなくなった。
「友紀也買いすぎ!!」
「大丈夫ですよ。今日の晩御飯ですから」
「え~~…これだけ?」
「そうですよ。だからいっぱい買ってください」
クスクスと笑いながら告げる友紀也の表情を見て、ただ私を甘やかしているだけなんだと分かった。
「だったらねぇ…綿あめ食べたい!!」
「いいですよ。好きなだけ買ってください」
出店で色々な物を買いながら見て回っていると、辺りは薄暗くなり始め、その頃になると、人の流れが変わり、その波に流されるかのように私たちも進む。