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ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
「陽葵…おいで」
笑いが止まらない2人を無視して、友紀也は私を手招きする。
何事かと思い近づけば腕を取られて後ろから抱きしめられた。
「やっと、見つけたんだ…僕の安らげる場所…何度もブレーキをかけたけど無理だった…この手を離したら二度と安らげる場所なんてないと思うと……これが犯罪だと分かっていても抑えられなかった。罪を償えと言われたらどんな罰だって受けるよ。けど…陽葵だけは手離したくない…もう手離せない…」
いつもよりゆっくりと喋る友紀也は、抱きしめている腕に力を込めながら何度も手離したくないと繰り返す。
「誰もお前から陽葵ちゃんを奪わねーよ。やっと見つけたんだったら絶対に離すなよ」
「離さない…死ぬまで…離さ…な…」
竹吉さんの言葉を受けて返事をしながら最後まで口にすることはなかった。
私の身体に体重をかけながら、友紀也は寝息を立て始めていた。
「はっ?もう寝たのかよ…弱くなりやがって」
「陽葵ちゃんがいるから安心して寝たんじゃないの?あなただって私と飲んでると寝るの早いわよ。もう、今日はここに布団を敷いちゃうわね。あなた手伝って」
笑いが止まらない2人を無視して、友紀也は私を手招きする。
何事かと思い近づけば腕を取られて後ろから抱きしめられた。
「やっと、見つけたんだ…僕の安らげる場所…何度もブレーキをかけたけど無理だった…この手を離したら二度と安らげる場所なんてないと思うと……これが犯罪だと分かっていても抑えられなかった。罪を償えと言われたらどんな罰だって受けるよ。けど…陽葵だけは手離したくない…もう手離せない…」
いつもよりゆっくりと喋る友紀也は、抱きしめている腕に力を込めながら何度も手離したくないと繰り返す。
「誰もお前から陽葵ちゃんを奪わねーよ。やっと見つけたんだったら絶対に離すなよ」
「離さない…死ぬまで…離さ…な…」
竹吉さんの言葉を受けて返事をしながら最後まで口にすることはなかった。
私の身体に体重をかけながら、友紀也は寝息を立て始めていた。
「はっ?もう寝たのかよ…弱くなりやがって」
「陽葵ちゃんがいるから安心して寝たんじゃないの?あなただって私と飲んでると寝るの早いわよ。もう、今日はここに布団を敷いちゃうわね。あなた手伝って」