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ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
少し酔っぱらっている竹吉さんの腕をひっぱり、この場所に布団を敷いてくれた。
その上に友紀也を寝せても、私を握る手を離すことはなかった。
「あららっ。こんな友紀也始めて見るわ。陽葵ちゃんには甘えられるのね。…小さい頃に母親を亡くしたのは知ってる?」
それに頷くと、理由も?と聞かれ頷いた。
「そこまで話してるのね。よかった…。」
「母親に甘えたいときに母親がいなくて、他のやつらが母親と楽しそうに話してるのを恨ましそうに見てた時もあったんだよな。そして、妹を悲しませないように必死に面倒見てた…だから人に甘えるとか頼るとか苦手なんだ、こいつ。それがさ…こんなにも無防備に眠って…本当に陽葵ちゃんが安らげる場所なんだな…。さっき…あんなこと言って笑ったけど…友紀也の相手が陽葵ちゃんでよかったと思ってる。今のこいつの寝顔見てたらそう思うよ。」
いつの間にかふたりは友紀也の傍に座って、愛おしそうに友紀也を見て微笑んでいた。
その上に友紀也を寝せても、私を握る手を離すことはなかった。
「あららっ。こんな友紀也始めて見るわ。陽葵ちゃんには甘えられるのね。…小さい頃に母親を亡くしたのは知ってる?」
それに頷くと、理由も?と聞かれ頷いた。
「そこまで話してるのね。よかった…。」
「母親に甘えたいときに母親がいなくて、他のやつらが母親と楽しそうに話してるのを恨ましそうに見てた時もあったんだよな。そして、妹を悲しませないように必死に面倒見てた…だから人に甘えるとか頼るとか苦手なんだ、こいつ。それがさ…こんなにも無防備に眠って…本当に陽葵ちゃんが安らげる場所なんだな…。さっき…あんなこと言って笑ったけど…友紀也の相手が陽葵ちゃんでよかったと思ってる。今のこいつの寝顔見てたらそう思うよ。」
いつの間にかふたりは友紀也の傍に座って、愛おしそうに友紀也を見て微笑んでいた。