この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
直海さんの手が友紀也の前髪に触れて掻きわける。
だけど、その手を嫌だとは思わなかった。
友紀也の数少ない理解者だと思うと嫉妬さえしなくなっていた。
「だからさ。陽葵ちゃん…ずっと傍にいてやって。もし、出会いに関して何か言うやつらがいても、関係ないって突っぱねて…友紀也の手を離さないでやって」
「そうね…いつか…ふたりが結婚する時が来たら呼んでね。必ず祝福にかけつけるから」
ふたりの暖かな想いに目頭が熱くなる。
こんな私でも友紀也の彼女として、将来の妻として受け止めてくれるふたりに私は強く頷いた。
「私も、友紀也の事…大好きです。ダメだと分かっていても諦めきれなかった。だから、私を好きだって言ってくれた時…ものすごくうれしかった。これからもずっと友紀也の傍にいたい…どんな事があっても離れたくない」
「その言葉を聞いて安心した…」
最後に竹吉さんは私の頭を思いっきりクシャクシャと撫でて直海さんと出て行った。
残された私はそのまま友紀也の布団に潜り込み抱き付けば、友紀也も無意識に私を抱きしめてくれる。
いつもと違いアルコールの匂いがする友紀也にしがみついて眠りに落ちていった。
だけど、その手を嫌だとは思わなかった。
友紀也の数少ない理解者だと思うと嫉妬さえしなくなっていた。
「だからさ。陽葵ちゃん…ずっと傍にいてやって。もし、出会いに関して何か言うやつらがいても、関係ないって突っぱねて…友紀也の手を離さないでやって」
「そうね…いつか…ふたりが結婚する時が来たら呼んでね。必ず祝福にかけつけるから」
ふたりの暖かな想いに目頭が熱くなる。
こんな私でも友紀也の彼女として、将来の妻として受け止めてくれるふたりに私は強く頷いた。
「私も、友紀也の事…大好きです。ダメだと分かっていても諦めきれなかった。だから、私を好きだって言ってくれた時…ものすごくうれしかった。これからもずっと友紀也の傍にいたい…どんな事があっても離れたくない」
「その言葉を聞いて安心した…」
最後に竹吉さんは私の頭を思いっきりクシャクシャと撫でて直海さんと出て行った。
残された私はそのまま友紀也の布団に潜り込み抱き付けば、友紀也も無意識に私を抱きしめてくれる。
いつもと違いアルコールの匂いがする友紀也にしがみついて眠りに落ちていった。