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ずっと傍に……
第12章 心友…
「大丈夫だよ。木曜日の4限目は授業なくて職員室にいるらしいよ。弟が言ってた」

「陽葵の弟、この学校?」

あれ?言ってなかった?と思いながら頷いた。

「そうだよ。ちなみに担任が桜木先生」

「「マジ??」」

声を揃えて驚くふたりに、そうそうと言いながら職員室に顔出した。
蒼の言ったおり小林先生は昔と変わらない席で仕事をしていた。

「「「小林先生!!」」」

3人で声をかけると、顔を上げた小林先生の顔が驚きと喜びの表情に変わる。

「宮崎、神鳥、田崎…どうした!!」

「遊びにきました~~」

「大学は?」

「三人ともまだ冬休みです。ちゃんと勉強してますから安心してください」

私たちの言葉にニコニコと笑顔を向けながら、コーヒーを作ってくれた。
不在の先生たちの椅子を借りて小林先生を囲って色々な話をする。
大学の話はソコソコに、この学校での思い出話に花が咲く。
3年間変わることのなかったクラスメイトと担任なだけに想いではたくさんあった。
まだまだ話したいこともあったが、小林先生に電話がかかり次に行くことにした。
また来ますと口だけで伝えると、小林先生は手を振って送り出してくれた。
次に向かう場所は理科室。
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