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ずっと傍に……
第12章 心友…
もう二度と来ることはないと思っていた場所だけに心が弾んだ。
「えっ??陽葵???」
廊下を歩いていると声をかけられ振り返ると、パンとジュースを持った蒼が立っていた。
目を丸く見開いて驚いている姿が可愛くて笑ってしまう私をジロリと睨む。
「今からお昼?」
「そうだけど…何してんだよ」
「遊びに来たけど、まさか蒼に会うとは思わなかった。あっ!弟の蒼。私の親友の千佳と咲」
お互いを紹介すると、蒼は少し恥ずかしそうに頭を下げた。
それとは対照的に千佳と咲は興奮したかのように蒼の腕に絡みついた。
「いや~ん、蒼くん。かわいい。陽葵そっくり」
「どこがそっくり?」
「驚いた顔とか、はにかみながら笑う表情とか、桜木に恋してた頃の陽葵そっくりよ」
盛り上がるふたりに、顔を赤らめながらされるがままになっている蒼はどこかうれしそう。
「お姉さん…胸が当たってますよ」
「それだけで赤くなるなんて、可愛い。陽葵、蒼くんかわいすぎる」
両方から胸を押さえつけられる形になっている蒼は本当にうれしそうだった。
「えっ??陽葵???」
廊下を歩いていると声をかけられ振り返ると、パンとジュースを持った蒼が立っていた。
目を丸く見開いて驚いている姿が可愛くて笑ってしまう私をジロリと睨む。
「今からお昼?」
「そうだけど…何してんだよ」
「遊びに来たけど、まさか蒼に会うとは思わなかった。あっ!弟の蒼。私の親友の千佳と咲」
お互いを紹介すると、蒼は少し恥ずかしそうに頭を下げた。
それとは対照的に千佳と咲は興奮したかのように蒼の腕に絡みついた。
「いや~ん、蒼くん。かわいい。陽葵そっくり」
「どこがそっくり?」
「驚いた顔とか、はにかみながら笑う表情とか、桜木に恋してた頃の陽葵そっくりよ」
盛り上がるふたりに、顔を赤らめながらされるがままになっている蒼はどこかうれしそう。
「お姉さん…胸が当たってますよ」
「それだけで赤くなるなんて、可愛い。陽葵、蒼くんかわいすぎる」
両方から胸を押さえつけられる形になっている蒼は本当にうれしそうだった。