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ずっと傍に……
第12章 心友…
「ご丁寧に…それにしても田崎さんの弟さんが田崎くんだったとは驚きましたけど…笑う顔が似ていてすぐに分かりましたよ。」
「でしょう?私たちも、さっき蒼くん見てそう思ったんですよ。」
ドアを全部開いてくれたのを良いことに、千佳たちはズカズカと中に入ってテーブルの上に広げられているお弁当に目を向けた。
「これが噂のお弁当…陽葵がヤキモキしてましたよ。彼女の手づくじゃないかって」
「そうそう。聞きたいけど聞けないって悩んでたよね~懐かしい」
「ちょっとやめてよ。そんな昔の話持ち出さないで。蒼もいるんだから」
慌ててふたりの会話を止めに入っても、友紀也も蒼も顔色一つ変えずに黙って笑っていた。
友紀也はともかく、蒼にだけは聞かれたくない話。
それなのに千佳たちは面白可笑しく話しはじめた。
それを一生懸命阻止しようとしても、ふたりの連携に適うわけなく色々と暴露される。
「これ聞いて蒼くんはどう思う?」
「別に…陽葵が桜木先生の事好きだった事も知ってるし…別にふたりの間に何かあるわけでもないし…いいんじゃないですか?」
「大人の発言…陽葵負けてるよ」
「でしょう?私たちも、さっき蒼くん見てそう思ったんですよ。」
ドアを全部開いてくれたのを良いことに、千佳たちはズカズカと中に入ってテーブルの上に広げられているお弁当に目を向けた。
「これが噂のお弁当…陽葵がヤキモキしてましたよ。彼女の手づくじゃないかって」
「そうそう。聞きたいけど聞けないって悩んでたよね~懐かしい」
「ちょっとやめてよ。そんな昔の話持ち出さないで。蒼もいるんだから」
慌ててふたりの会話を止めに入っても、友紀也も蒼も顔色一つ変えずに黙って笑っていた。
友紀也はともかく、蒼にだけは聞かれたくない話。
それなのに千佳たちは面白可笑しく話しはじめた。
それを一生懸命阻止しようとしても、ふたりの連携に適うわけなく色々と暴露される。
「これ聞いて蒼くんはどう思う?」
「別に…陽葵が桜木先生の事好きだった事も知ってるし…別にふたりの間に何かあるわけでもないし…いいんじゃないですか?」
「大人の発言…陽葵負けてるよ」