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ずっと傍に……
第12章 心友…
意地悪く笑う千佳を睨みつけても千佳は知らん顔をして外を眺めていた。
「あ――――雪乃先生だ!!咲行こう!!」
落ち着きがない千佳は今度は校庭にいる保健の先生を見つけて、咲と蒼の手を取って出て行こうとした。
「俺も??」
「そっ!俺も!!いいからいいから。陽葵。先生とごゆっくり」
千佳は蒼を無理やり部屋の外に追い出し、私にウィンクをして出て行った。
これはどう見ても気を使ってくれたとしかいいようがなく、友紀也と目を見合わせて笑った。
「驚きましたよ。まさか来るとは思っていませんでしたから」
椅子に座った友紀也は真っ直ぐに私を見て微笑んだ。
「驚かそうと思って…蒼は予定外だったけど…来て迷惑だった?」
「迷惑だなんて、来てくれてうれしいですよ。」
友紀也が手を差し出してくれたから、その手を取れば引っ張られて友紀也の膝の上に跨ぐ形で座った。
今更だと思っていても、友紀也の顔が近すぎてドキドキしていた。
「久しぶりですね…二度とないと思っていましたが…程よい緊張感ですね」
「あ――――雪乃先生だ!!咲行こう!!」
落ち着きがない千佳は今度は校庭にいる保健の先生を見つけて、咲と蒼の手を取って出て行こうとした。
「俺も??」
「そっ!俺も!!いいからいいから。陽葵。先生とごゆっくり」
千佳は蒼を無理やり部屋の外に追い出し、私にウィンクをして出て行った。
これはどう見ても気を使ってくれたとしかいいようがなく、友紀也と目を見合わせて笑った。
「驚きましたよ。まさか来るとは思っていませんでしたから」
椅子に座った友紀也は真っ直ぐに私を見て微笑んだ。
「驚かそうと思って…蒼は予定外だったけど…来て迷惑だった?」
「迷惑だなんて、来てくれてうれしいですよ。」
友紀也が手を差し出してくれたから、その手を取れば引っ張られて友紀也の膝の上に跨ぐ形で座った。
今更だと思っていても、友紀也の顔が近すぎてドキドキしていた。
「久しぶりですね…二度とないと思っていましたが…程よい緊張感ですね」