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ずっと傍に……
第12章 心友…
ほどなくしてウーロン茶が運ばれてきて乾杯をする。
その間中、心配してるのか私の手を繋いで離さない。
心配しているのが痛い程伝わってくるので、ふたりには悪いと思いつつ耳打ちで伝えた。
そうすれば友紀也は、なるほどと呟いて千佳と咲に向き直った。
「今日、高校に顔を出したと伺いましたが…陽葵が好きだった桜木先生にお会いしたとか…その先生はどんな先生ですか?」
千佳と咲は顔を見合わせ、首を傾げながらどう言って良いのか分からず口を閉ざしたままだった。
「質問を変えましょうか…どんな喋り方をする方ですか?声質は?」
「えっと…丁寧な喋り方をしますね…おっとりとしてるというか…」
千佳が思い出しながら話すと隣にいた咲がポンと手を打ってずばりと言った。
「沢渡さんの喋り方にそっくりです。声質も…一緒…?…えっ?」
自分でいいながら感が良い咲は何かを察したように困惑した表情を見せる。
「そうですか…僕と同じ…では服装とかはどうですか?」
「あっ…服装…うん。それは沢渡さんと全然違うかな」
その間中、心配してるのか私の手を繋いで離さない。
心配しているのが痛い程伝わってくるので、ふたりには悪いと思いつつ耳打ちで伝えた。
そうすれば友紀也は、なるほどと呟いて千佳と咲に向き直った。
「今日、高校に顔を出したと伺いましたが…陽葵が好きだった桜木先生にお会いしたとか…その先生はどんな先生ですか?」
千佳と咲は顔を見合わせ、首を傾げながらどう言って良いのか分からず口を閉ざしたままだった。
「質問を変えましょうか…どんな喋り方をする方ですか?声質は?」
「えっと…丁寧な喋り方をしますね…おっとりとしてるというか…」
千佳が思い出しながら話すと隣にいた咲がポンと手を打ってずばりと言った。
「沢渡さんの喋り方にそっくりです。声質も…一緒…?…えっ?」
自分でいいながら感が良い咲は何かを察したように困惑した表情を見せる。
「そうですか…僕と同じ…では服装とかはどうですか?」
「あっ…服装…うん。それは沢渡さんと全然違うかな」