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ずっと傍に……
第13章 それぞれの誕生日…
「今日は本当にありがとう。こんな誕生日…もの凄くうれしい」
改めてお礼を口にすると、友紀也は嬉しそうに微笑んでテーブルの上で私の手をギュッと握りしめた。
「陽葵…この日に渡したいと思っていた物があるんですが…受け取ってくれますか?」
いつにも増して真剣な瞳に魅了される。
頷く事しかできない私に、友紀也は手を離して一つの箱をテーブルの上に置いた。
この箱の大きさは以前見たことがあった。
入学したその日に友紀也が私にくれた物。
ずっと傍にいられるようにと願いを込めて贈ってくれたものと同じ大きさだった。
「開けてみてください。僕からの陽葵への愛の証です」
その言葉の意味は聞かなくても理解はできる。
そしてこの箱の中身も見なくても…
リボンをスルスルと解いて箱を開けた。
その中に入っている箱を取り出して開けると、思った通り指輪が光っている。
言葉も出せずにいると、友紀也は私の手から指輪を取り上げて、私の左の薬指にはめた。
以前貰ったものと輝きも違い、キラキラと煌いて輝いていた。
改めてお礼を口にすると、友紀也は嬉しそうに微笑んでテーブルの上で私の手をギュッと握りしめた。
「陽葵…この日に渡したいと思っていた物があるんですが…受け取ってくれますか?」
いつにも増して真剣な瞳に魅了される。
頷く事しかできない私に、友紀也は手を離して一つの箱をテーブルの上に置いた。
この箱の大きさは以前見たことがあった。
入学したその日に友紀也が私にくれた物。
ずっと傍にいられるようにと願いを込めて贈ってくれたものと同じ大きさだった。
「開けてみてください。僕からの陽葵への愛の証です」
その言葉の意味は聞かなくても理解はできる。
そしてこの箱の中身も見なくても…
リボンをスルスルと解いて箱を開けた。
その中に入っている箱を取り出して開けると、思った通り指輪が光っている。
言葉も出せずにいると、友紀也は私の手から指輪を取り上げて、私の左の薬指にはめた。
以前貰ったものと輝きも違い、キラキラと煌いて輝いていた。