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ずっと傍に……
第13章 それぞれの誕生日…
―…
――…
―――…
やっぱり身体が言うことを聞かない。
寝返りを打つたびに腰が痛いし身体が重い。
友紀也とエッチをするようになって初めての経験に苦笑いしかなかった。
その友紀也は平気な顔をして朝食を作りに行った。
残された私は「いたたたたっ」と悲鳴を上げながら洋服を着て一息つく。
それでも左の薬指を見れば幸せな心に包まれる。
まだ先の事だと分かっていても確かな未来を約束されたようでうれしかった。
着替え終わってリビングに顔を出せば、私の恰好に友紀也は声を殺して笑った。
「ひどっ」
と拗ねれば、ごめんごめんと謝りながら、その瞳は笑っていて腹ただしくプイと顔を背けてソファーに座った。
「陽葵…そんなに怒らないでください。」
慌てて駆け寄って抱きしめられても、知らない!と拗ねていると友紀也の手がスカートの中に入り込んでクリを擦った。
昨日あれだけ感じた私の身体はまだ余韻が残っていて、触られただけで身体がビクンッと反応する。
「友紀也っ…それっ…反則っ…」
「陽葵の機嫌を直すのはこれが一番ですね…時間がないので一度イキましょうか」