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ずっと傍に……
第13章 それぞれの誕生日…
そして車が見えなくなるまで見送り、家の中に入ればママ自慢の料理が並べられていた。
「そろそろ帰ってくると思って待っていたのよ。パパはビールだけど陽葵は何がいい?」
帰ってくるなりニコニコ顔のママはパパのビールを出しながら聞く。
「う~ん…じゃあ、私もビールかな?飲めなかったらパパ飲んでよね」
パパの隣に座ってママが出してくれたビールを注ぐとパパは嬉しそうに微笑んで私のグラスにも注いでくれた。
「ママも飲もうよ」
そう誘うと、ちょっとだけねと言ってグラスを持ってきて座った。
蒼だけはオレンジジュースで、家族そろって私の二十歳の誕生日を祝ってくれた。
ビールは苦くて大人の味がして、途中から梅酒に変わった。
梅酒だったら甘くて飲みやすく、スーッと身体の中に溶け込んでいく感じがする。
ママの手料理を堪能した後は、誕生日ケーキを食べながら私の小さい頃のアルバムを持ち出して家族全員で私の人生を振り返る。
たった20年なのに、このアルバムには色々は思い出が詰め込まれている。
それと同時に思うことは両親2人の溢れんばかりの愛情だった。
「そろそろ帰ってくると思って待っていたのよ。パパはビールだけど陽葵は何がいい?」
帰ってくるなりニコニコ顔のママはパパのビールを出しながら聞く。
「う~ん…じゃあ、私もビールかな?飲めなかったらパパ飲んでよね」
パパの隣に座ってママが出してくれたビールを注ぐとパパは嬉しそうに微笑んで私のグラスにも注いでくれた。
「ママも飲もうよ」
そう誘うと、ちょっとだけねと言ってグラスを持ってきて座った。
蒼だけはオレンジジュースで、家族そろって私の二十歳の誕生日を祝ってくれた。
ビールは苦くて大人の味がして、途中から梅酒に変わった。
梅酒だったら甘くて飲みやすく、スーッと身体の中に溶け込んでいく感じがする。
ママの手料理を堪能した後は、誕生日ケーキを食べながら私の小さい頃のアルバムを持ち出して家族全員で私の人生を振り返る。
たった20年なのに、このアルバムには色々は思い出が詰め込まれている。
それと同時に思うことは両親2人の溢れんばかりの愛情だった。