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ずっと傍に……
第13章 それぞれの誕生日…
たった30分の時間を惜しみなく使うようにお互いの舌を絡め取り交わる。
次第に深くなるキスに我慢できなくなる私たちは、お互いの手で相手の身体を求め熱を感じて身も心も熱くなる。
それでも身体が繋がることはない。
密室と言ってもガラス一枚で外からは丸見えで、人に見られて喜ぶ性癖はふたりにはなかった。
舌が離れると、厭らしくも伸びる糸に身体は疼く。
「陽葵…早く陽葵を抱きたい…全ての肌で陽葵を感じたい…このままではこんな場所でも襲ってしまいそうです」
私を強く抱きしめながら弱々しく吐き出す言葉に私も抱かれたいと告げると、ここではねとお互い見つめ合って笑った。
学校の先生は本当に忙しくて土日も余り会えていない。
特に来月には修学旅行があるからとその準備に追われて、この平日の30分は貴重だった。
「ね~…今度の金曜日は大丈夫?」
「ええ。金曜日は19時には戻れると思います。土曜日も空けています…ずっとふたりで過ごしましょう」
「ご飯作って待ってるから…その時にいっぱい愛してね」
「ええ、お互いの身体と心が満たされるまで…。陽葵…愛してます…」
「私も愛してる…」
最後に触れるだけのキスをして家の前まで送ってもらった。
次第に深くなるキスに我慢できなくなる私たちは、お互いの手で相手の身体を求め熱を感じて身も心も熱くなる。
それでも身体が繋がることはない。
密室と言ってもガラス一枚で外からは丸見えで、人に見られて喜ぶ性癖はふたりにはなかった。
舌が離れると、厭らしくも伸びる糸に身体は疼く。
「陽葵…早く陽葵を抱きたい…全ての肌で陽葵を感じたい…このままではこんな場所でも襲ってしまいそうです」
私を強く抱きしめながら弱々しく吐き出す言葉に私も抱かれたいと告げると、ここではねとお互い見つめ合って笑った。
学校の先生は本当に忙しくて土日も余り会えていない。
特に来月には修学旅行があるからとその準備に追われて、この平日の30分は貴重だった。
「ね~…今度の金曜日は大丈夫?」
「ええ。金曜日は19時には戻れると思います。土曜日も空けています…ずっとふたりで過ごしましょう」
「ご飯作って待ってるから…その時にいっぱい愛してね」
「ええ、お互いの身体と心が満たされるまで…。陽葵…愛してます…」
「私も愛してる…」
最後に触れるだけのキスをして家の前まで送ってもらった。