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ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
―――――…
「あの陽葵がねぇ~~って、報告遅い!」
千佳がニコニコしながら私の話を聞く。
「じゃあ、次は初体験?陽葵も大人の仲間入りかぁ~…私も早く彼氏がほし~」
咲は自分だけ彼氏がいないのを嘆きながら、「誰かかっこいい人いないかなぁ~」が口癖になっていた。
「咲は高望みしすぎ。告られても断ってんじゃん。誰もでもいいからつきあえばいいじゃん」
「はぁ?それ酷くない?好きでもない相手に処女を捧げろって?最初ぐらい好きな相手がいいじゃん…千佳だってそうでしょう」
「そうだけどさっ…お互いが100%でつきあえるわけないって陽葵に言ったの私たちじゃない?咲もさ?つきあってから相手の事好きになるのもありなんじゃない?陽葵今イイ感じだし」
「そうね。その相手と初体験しそうだし」
話が逸れてホッとしていたのに話を戻されて困惑する。
数ヶ月遅れでキスをしたことを報告した。
それだけでも恥ずかしくて顔から火がでそうなのに、これ以上突っ込まれたらどうにかなってしまいそう…
「水無月くんってさ。グイグイくるタイプじゃないよね?その先に進みそうな雰囲気とかないの」