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ずっと傍に……
第14章 顔合わせ…
慌てて追いかけると友紀也は玄関先で待っていてくれた。
「そんな顔しないでください。何度も言いますが、これくらいのことでは諦めるつもりはありませんよ。許していただけるまで何度でも足を運びますから…また明後日迎えに行きますね」
明後日のバイトの後の約束をして友紀也は帰って行った。
リビングに戻るとパパは私の顔を見ずに自分の部屋に移動した。
その背中を見ながら涙が零れてくる。
分かりきっていた結果だけど、どこかで私の気持ちを理解してくれると淡い期待をしていたのも確かで、少なからずショックだった。
その不穏な雰囲気は夕食の時まで続き、何も知らない蒼は敏感に感じ取ったのか、隣にいる私に小声で話してくる。
何も言いたくない私はそれを無視して黙って食事を進めた。
「なぁって、この雰囲気なんなわけ?いったい何があったんだよ」
しつこく聞いてくる蒼を無視しているとママが口を開いた。
「陽葵の彼氏が見えたのよ」
「そんな顔しないでください。何度も言いますが、これくらいのことでは諦めるつもりはありませんよ。許していただけるまで何度でも足を運びますから…また明後日迎えに行きますね」
明後日のバイトの後の約束をして友紀也は帰って行った。
リビングに戻るとパパは私の顔を見ずに自分の部屋に移動した。
その背中を見ながら涙が零れてくる。
分かりきっていた結果だけど、どこかで私の気持ちを理解してくれると淡い期待をしていたのも確かで、少なからずショックだった。
その不穏な雰囲気は夕食の時まで続き、何も知らない蒼は敏感に感じ取ったのか、隣にいる私に小声で話してくる。
何も言いたくない私はそれを無視して黙って食事を進めた。
「なぁって、この雰囲気なんなわけ?いったい何があったんだよ」
しつこく聞いてくる蒼を無視しているとママが口を開いた。
「陽葵の彼氏が見えたのよ」