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ずっと傍に……
第14章 顔合わせ…
「えっ??陽葵、男いたの?へ~…そんなモノ好きがいたんだ…見てみたかったなぁ~、次呼ぶときは俺にも教えてよ」
「次はない!!」
友紀也が帰って初めて口にした言葉は冷たい一言だった。
シーンと静まるリビング。
次に何を言い出すのかと緊張する私…
「陽葵、言っておく。あの男だけは許さん…」
パパはそれだけ言い放ち、反論する場も作らず席を立ってお風呂に行った。
「どんな男、連れてきたんだよ」
静まるリビングで蒼だけが色々と聞いてくるが、相手をしている余裕はない。
ただ悔しくて、少しでも分かってくると思っていた私が馬鹿だったと、初めてパパに対して嫌悪感を抱いた。
そうなると会話はなくなる。
お互いにお互いを避けて話をしようともしない。
次の日の朝食も、夕食も会話を交わすことなく過ぎて行った。