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ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
千佳の追及を逃れることは不可能だと諦めて口を開く。
「水無月くんの家とは行かないの?」
「…うん…行った事ない。いつも学校の帰り一緒に帰るぐらいだし…週末も外で会ったりが多いから」
「外だったら…先には進めないね。でも陽葵はそれでいいわけ?先に進みたいって思わない?」
「…正直分からないよ。まだ完全に気持ちが大地くんに向ているわけじゃないから…」
そうなんだ。
まだ先生の事を完全に忘れたわけではなかった。
廊下ですれ違ったり理科の授業で先生をみてしまうと、まだ気持ちが残っていると自覚してしまう。
それでも先生に心が向かないように…心に蓋をして大地くんとつきあっている。
「まだ桜木の事、忘れられないんだ…水無月くんも辛いね」
咲の一言が重くのしかかる。
大地くんに悪いとは思っている。
大切にしてもらってるのに、同じ想いで返せない自分が一番辛い……
「でもさっ。恋愛をしようと思って水無月くんとつきあいだした陽葵はえらいと思うよ。一歩進んだわけだし。身体も繋がればきっと心も繋がる。だからさっ…思い切ってそういう関係になってもいいんじゃない?もっと夢中になれれば自然と忘れるよ」
「そうかなぁ…忘れられるかな…」
「水無月くんの家とは行かないの?」
「…うん…行った事ない。いつも学校の帰り一緒に帰るぐらいだし…週末も外で会ったりが多いから」
「外だったら…先には進めないね。でも陽葵はそれでいいわけ?先に進みたいって思わない?」
「…正直分からないよ。まだ完全に気持ちが大地くんに向ているわけじゃないから…」
そうなんだ。
まだ先生の事を完全に忘れたわけではなかった。
廊下ですれ違ったり理科の授業で先生をみてしまうと、まだ気持ちが残っていると自覚してしまう。
それでも先生に心が向かないように…心に蓋をして大地くんとつきあっている。
「まだ桜木の事、忘れられないんだ…水無月くんも辛いね」
咲の一言が重くのしかかる。
大地くんに悪いとは思っている。
大切にしてもらってるのに、同じ想いで返せない自分が一番辛い……
「でもさっ。恋愛をしようと思って水無月くんとつきあいだした陽葵はえらいと思うよ。一歩進んだわけだし。身体も繋がればきっと心も繋がる。だからさっ…思い切ってそういう関係になってもいいんじゃない?もっと夢中になれれば自然と忘れるよ」
「そうかなぁ…忘れられるかな…」